”宝石の王様”アレキサンドライト。
朝方と夕方で表情を変えるアレキサンドライトは、様々な宝石を持った人たちが最後にたどり着く宝石のうちの一つとなっています。

宝石の王様 アレキサンドライト

アレキサンドライトについて

  • 鉱物名はクリソベリル(Chrysoberyl)
    キャッツアイなどと同じ鉱物の仲間です。
  • 価値基準は色、色の変化、大きさ、インクルージョン
    日中の光ではグリーンブルーやブルー、夕方やロウソクの光のような赤色を帯びた光の下ではパープルやレッドなどに劇的に色が変わります。
  • アレキサンドライトでフラクチャーを埋めるためにまれにクラリティ―エンハンスメントが行われておりますが、これはエメラルドのようなオイル処理と同じで業界では受け入れられる処理となります。しかしながら基本的には処理の行われていないアレキサンドライトがほとんどです。クラリティ―エンハンスメントが行われている場合はレポートなどにも記載があります。
  • 6月の誕生石

    GIAのアレキサンドライトの情報
    https://www.gia.edu/JP/emerald
ロシア産、ブラジル産 スリランカ産 アレキサンドライト
Russian, Brazil and Sri Lanka alexandrite ロシア産、ブラジル産、スリランカ産アレキサンドライト

アレキサンドライトの産地

アレキサンドライトの産地はブラジル、ロシア、スリランカ、インドなどで採掘されています。
地域によって品質に特徴があり、現在、一般的に最高のものとされているのがブラジル産のブル―からパープリッシュレッドに変わるようなアレキサンドライトです。
スリランカ産などは褐色系の色が混じりカラーチェンジは弱い傾向にありますがm比較的大きなものが採掘されます。
現在では採掘量も減り高品質で大粒ものは非常に珍しいです。
幻といわれるのがロシア産のアレキサンドライトで

アレキサンドライトの取り扱い

アレキサンドライトの取り扱いには注意が必要です。モールス硬度8.5で比較的硬度のある鉱物です。
普段のお手入れとしては眼鏡ふきなどの布で汚れを取る程度で構いません。